エイシンは大阪に本社を置く激安工具通販専門業者で、創業当初は自動車用部品・工具などを専門に扱っていました。その後エイシンの業容は年々拡大傾向をたどり、工場向けの産業材、部品、電動工具など扱い品を広げていました。顧客件数20万件を突破し、エイシンの年商も年々増加傾向をたどっていましたが、物流センターへの投資負担や関連会社ツール王国の急激な店舗出店に伴い、財務内容が急速に悪化し始めました。今期に入ってからも約7億円のITシステムへの投資負担の他に、仕入れ過剰のための利益低下が重なり資金繰りも限界となり、今回の倒産という流れになったのです。エイシンの倒産と同時に、エイシンの関連会社であるツール王国と、物流業務を手掛けていたAEGLも自己破産申告をしており、事実上の倒産ということになりました。「工具と言えばエイシン」といわれるくらいの信頼のブランドとなっていたエイシンの倒産に、戸惑う人も多いのではないでしょうか?