インドの代名詞チャンダン香。チャンダンの原料ビャクダンまたはサンダルウッドは、初めは独立して生育しますが、後に吸盤で寄主の根に寄生する半寄生植物です。
幼樹の頃はイネ科やアオイ科、成長するにつれて寄生性も高まり、タケ類やヤシ類などへと移り、宿主となる植物は140種以上にも数えられます。
雌雄異株で周りに植物がないと生育しないことから栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられています。
チャンダン香の原料ビャクダンは、5月頃、黄色や紫色などの小さな花を開きます。
心材は濃い色をしており香りも強く、辺材になるほど白っぽく香りも少なくなる。芳香は樹脂分ではなく、精油分に由来。
また白檀は、香木としてそのまま用いられるだけでなく、蒸留して取られる白檀オイルの主成分サンタロールには、殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、薬用にも広く利用される。
また、気分の薬として胸のつかえをとり、爽快感を与えます。
沈香とは違って熱を加えることをしなくても十分に芳香を放つので、お香だけではなく、仏具やインテリアなどにも使われています。
置物である仏像、仏教儀式に欠かせない数珠等の仏具をはじめとして、日本では扇子の骨に使って仰ぐことで香りを発散させたり、匂い袋の香料の一つに利用されます。
インドのお香チャンダンは、世界的にみても線香の原料の中では最も一般的で有名なのです。